Luxury lace from Europe for everyday life

本場ヨーロッパ生まれの最高品質のリバーレースで日常を豊かに彩る

Story of Sophie Hallette

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  • 第二回:ヨーロッパにおけるレース文化の発展

    第二回:ヨーロッパにおけるレース文化の発展

    ■︎はじめに 前回、レースの起源と初期の発展について解説しました。今回はヨーロッパにおけるレース文化の進展を詳しく探ることで、この美しい工芸がどのように社会や歴史と交錯してきたのかを明らかにします。 ■︎ルネッサンス:知と美の追求 ルネッサンス期には、美術や音楽だけでなく、レース作りも大きな進展を遂げました。特にイタリアのヴェネツィアはその精緻なレースで名高く、ヴェネツィアン・レースと呼ばれる高級なレースが生まれました。ヴェネツィアは既に貿易で繁栄していたため、ヴェネツィアン・レースは中東やアジア、さらには新大陸にも輸出され、ヴェネツィアの名声を高めました。この文化の広がりは、商業ルートや外交政策にも影響を与えたのです。 ︎■バロックとロココ:華麗さへの傾倒 17世紀から18世紀にかけては、バロックとロココの美学が芸術の世界で主流となりました。レース作りも例外ではなく、これらの時代にはより装飾的な、そして高度に技術が要求されるタイプのレースが生まれました。フランスの宮廷でとくに人気があり、バロックとロココの影響を強く受けたレースは、貴族や教会のローブ、そしてインテリアにまで用いられました。 ■︎フランスとイタリア:レース製造の二大勢力 ルネッサンス以降、イタリアとフランスはレース製造の競争を繰り広げてきました。イタリアはヴェネツィアン・レースで名を馳せ、フランスは特にアランソンレースやシャンティーレースなど、独自のスタイルを開発しました。これらの独特なレースはしばしば外交の手段としても用いられ、王室や貴族間で贈答品とされました。 ■︎王室とレース:貴族文化の象徴 特にフランス王室は、レースを社会的地位の象徴として非常に重視していました。王室御用達のレースメーカーが登用され、王や王妃はもちろん、高位の貴族もこれらの特別なレースを身に着けていました。レースが高価であること、そして手間と時間をかけて一つ一つが作られるプロセスは、レースを一種のステータスシンボルとして確立しました。この流れの中で、リバーレースも特別な地位を獲得しました。リバーレースは主に水辺の風景や生態系をデザインに取り入れた特有のレースです。これはノルマンディー地方の地域文化や祭りに用いられ、地域社会の経済にも影響を与えました。 ■まとめ:レースと社会・歴史の交錯 レースは単なる装飾品以上のものとして、ヨーロッパ各地で歴史と密接に関わってきました。リバーレースもその一例であり、文化や歴史的瞬間において特別な役割を担っています。次回は、産業革命がレース製造にもたらした影響について解説します。

    第二回:ヨーロッパにおけるレース文化の発展

    ■︎はじめに 前回、レースの起源と初期の発展について解...

  • 第一回:レースの起源と初期の発展

    第一回:レースの起源と初期の発展

    ■はじめにレースと一言で言ってもそのバリエーションは豊富です。しかし、どのような経緯でレースは生まれ、どのように発展してきたのでしょうか。この記事では、レースの起源と初期の発展に焦点を当てて詳しく解説します。■レースの語源と最初の記録レースという言葉は、多くの説がありますが、一般にはラテン語で獲物を捕る為に使われた網を意味する「laqueus」から派生したとされています。これには、編む、紡ぐという意味も含まれています。初期のレースは主に修道院や教会で使用され、宗教的な儀式で使用される装飾品や衣服に織り込まれました。その後、貴族や王室がこの織物の美しさと高級感に目をつけ、急速に人気を博しました。■レースの受難1300 年代から 1400 年代にかけて、イタリアの各州ではレースに重い関税が課され、厳格な贅沢品法が可決されました。 これにより、レースの需要が減少しました。1400 年代半ば、一部のレース職人はコストの安い亜麻の使用に目を向けましたが、他のレース職人は移住してこの産業を他の国に持ち込みました。よって、レースがヨーロッパ大陸の北西部で広く使用されるようになったのは 16 世紀になってからです。 ■地域によるレースの発展 16世紀には、フランドル地方とイタリアがレース作りの中心地となりました。フランドル地域では、より実用的なレースが主流でした。特に、ブリュッセルやブルージュで作られたレースは、洗濯が容易で丈夫なものが多かった。このような特性から、一般市民にも広まりました。イタリアでは特にヴェネツィアがレース製作の中心でした。ヴェネツィアン・レースは、その繊細なデザインと高い品質で知られています。シルクや金糸を用いた高級なレースが作られ、その影響は後の高級リバーレースブランドのソフィ・アレットのデザインにも見て取れます。 ■  社会とレース16世紀と17世紀には、レースが社会的なステータスの象徴ともなりました。特に女性のドレスや帽子、メンズのカフスなどに使用され、その贅沢さは繊細なレース一つで、その人物の社会的地位や経済力が推測されるほどでした。 ■  まとめレースの起源と初期の発展を通じて、レースがどのように多用途であり、多様な文化や社会に影響を与えてきたのかが見えてきたと思います。次回は、ヨーロッパにおけるレース文化の発展について深堀りします。

    第一回:レースの起源と初期の発展

    ■はじめにレースと一言で言ってもそのバリエーションは豊...

  • 「IWAI LACE」オンラインショップがリニューアルオープン

    「IWAI LACE」オンラインショップがリニューアルオープン

    「IWAI LACE」はヨーロッパの洗練された本物のセンス・価値観・文化を、ハイエンドなレースを通して日本に発信しています。 1948年の創業以来、ロイヤルファミリー、セレブリティ、モードの最前線のラグジュアリーブランドに、最高品質のレースを提供する、フランス ソフィ・アレット社、イギリス クルーニー社をはじめとした、ヨーロッパの主要レースメーカーとエクスクルーシブに取引をしています。 オンラインショップでは、輸入元だからこその、最高峰のレースを贅沢に使ったファッション小物やインテリアグッズといったオリジナル製品をはじめ、バリエーション豊富なレース生地を販売しております。 そして、IWAI LACEで扱っているブランドのご紹介、名作レースにまるわるエピソードなど読み物も充実しており、より深くレースの魅力を知っていただける内容です。 新しくなったオンラインショップご利用お待ちしております。

    「IWAI LACE」オンラインショップがリニューアルオープン

    「IWAI LACE」はヨーロッパの洗練された本物の...

  • 美しいレースをアート作品に

    美しいレースをアート作品に

    ご自宅にある使っていない額縁、写真立てにお気に入りのレースを入れて飾ってみませんか? いつものポスターや写真、絵画に飽きてしまったり、インテリアの模様替えをしたいとき、気軽に簡単にお部屋の印象を変えられるレースのアートがおすすめです。 一言でレースといっても、クラシックな伝統柄から繊細なフラワーモチーフ、モダンな幾何学柄、さらには複雑な刺繍が施されたものまで、膨大なデザインとカラーバリエーションがあります。 IWAI LACEでは、王室御用達やラグジュアリーブランドが愛用するヨーロッパのハイエンドなレースメーカーの希少なリバーレースをエクスクルーシブで取り扱っています。そのため、オートクチュールのドレスに使用されるような、一般的には入手困難な高級レースのパーツをお求めやすい価格にて販売しており、お好みのレースをお選びいただけます。 レースはもちろん額の中の台紙の色を変えてもまた違う雰囲気に仕上がります。 ハイエンドなレースの芸術をお部屋にプラスしてみてはいかがでしょうか。 レース生地の商品はこちら

    美しいレースをアート作品に

    ご自宅にある使っていない額縁、写真立てにお気に入りの...

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