“CLUNY STYLE”と称される 英国唯一のリバーレース・メゾン

CLUNY(クルーニー)社は、1845年から200年以上も続く英国で唯一の歴史あるリバーレース・メーカーです。亜麻布や編み物事業を前進とするクルーニー社は、産業革命初期の1760年代にこれらの生地の機械生産に参入しました。この転機に伴い、機械編みのリバーレース生産も手掛けていきます。

ノッティンガムとダービーシャーの州堺に位置する自社工場では、歴史あるリバーレース機が今も現役で稼働しています。極細の糸をゆっくりと撚り合わせていく手工業的なアプローチにより、3世紀にわたり美しく品格のあるレースを世に送り出しています。

また、クルーニー社のレースは、独自のふくらみをもったドットが特徴です。伝統とその時代ごとに考案される新たな技術を組み合わせることで、他にはないデザインを生み出し、独自の“CLUNY STYLE”を確立しています。

キリスト教の祭壇装飾やイギリス王室のウェディングドレス、バーバリー、ドルチェ&ガッバーナ、グッチのプレタポルテコレクション、さらに数々の劇場衣装からインテリアまで、特別にデザインされてきたオーセンティックなレースは、数百種類にも及び、今も大切に継承され続けています。

現在も人気の高い365種類のレースは、主にメゾンの6・7代目であるFrank Maltby Mason(フランク モルトビー メイソン)氏とFrancis Bowler Mason(フランシス ボウラー メイソン)氏によって考案・製図されたものです。優雅な花々で構成されたヴィクトリアン調の柄もクルーニー社の特徴のひとつとなっており、これほどまでに多彩なバリエーションでオリジナルの柄をもつレースメーカーは、世界でも類を見ないでしょう。